ロン毛だとハゲるという噂が…
街中でも時折、男性のロン毛を見かけることがありますよね?
髪が長いことにより、さまざまなヘアスタイルを楽しめるのがロン毛の長所でもあります。
しかし、ロン毛は「長い事続けているとハゲる」といった噂を聞いたことがありませんか?
たしかにロン毛は何かと管理も大変ですし、ハゲる噂が広まるのもうなずけます。
短髪だと気にならなかった抜け毛が、目に見えて増えるという話もよく聞きます。
では、本当にロン毛はハゲるのか?その真相に迫りたいと思います。
【本題】ロン毛はハゲやすいって本当!?
ロン毛は短髪よりハゲやすいのか?まずは結論から言いましょう。
ご想像の通り、ロン毛は短髪よりハゲやすいです!
実際、短髪に比べてロン毛だと抜け毛が増えてしまう可能性があります。
では、なぜ短髪に比べてロン毛はハゲやすいのか、その理由を説明しましょう。
頭皮が蒸れる

普段から短髪だと気づきにくいですが、短髪の場合は頭皮の通気も良くて、蒸れにくいです。
逆にロン毛の場合は、頭皮が長い髪の毛に何重にも覆われて、風通りが悪く蒸れやすくなってしまいます。
頭皮は適度な通気性があれば汗などの水分を飛ばしてくれて、頭皮の健康を保ってくれます。
しかし、これがロン毛の場合、通気性が悪く汗で蒸れてしまいやすくなるのです。
頭皮が蒸れた状態になると汗だけでなく、皮脂やホコリも溜まりやすくなってしまいます。
皮脂やホコリがたまると雑菌が繁殖してしまい、炎症の原因になるのです。
さらには頭皮の炎症は抜け毛、そしてハゲの原因にもなります。
そういった意味ではロン毛はハゲやすい環境を作っているのでしょうね。
洗髪が雑になりがち

ハゲ予防する上で洗髪は欠かせません。
洗髪することによって汚れを落として、髪の毛を清潔に保つことができます。
しかし、この大事な洗髪時にロン毛だった場合はどうでしょう?
ロン毛だと短髪の時より洗う面積も広くて、さらには洗いにくいのが現状。
そのためロン毛は洗髪に時間がかかってしまい、面倒になって雑に洗っていませんか?
洗髪を雑に行ってしまうと、汚れを落としきれず、雑菌の繁殖原因となってしまいますよ。
さらに、ロン毛はシャンプーを付けるのも面積が広く、全体にシャンプーが行き届かないこともあるでしょう。
それとは逆に頭皮と髪の毛の間に入ったシャンプーの洗い残しも多いです。
ただでさえ、自分の後頭部を見る手段が限られていますので、洗い残しに気づかずにそのままになっているケースもあるでしょう。
シャンプーの洗い残しは毛穴を詰まらせて、頭皮の健康が損なわれてハゲる原因になります。
ですので、きちんと洗髪して、シャンプーもしっかり付け、洗い残しをなくせば、頭皮の環境悪化を防ぐことができますよ。
自然乾燥になりがち

ロン毛だと洗髪後のドライヤーで乾かすのも時間がかかり、面倒になる人も多いです。
たしかにロン毛は髪の管理がかなり大変で、その中でも髪の乾燥のため長時間ドライヤーを使わなければいけないのは、つらいところでしょう。
しかし、だからといって自然乾燥に頼り切ってしまうと、それこそハゲ進行が速まってしまう恐れがあります。
ロン毛であろうと短髪だろうと、自然乾燥は頭皮が湿っている時間が長く、その分雑菌が繁殖しやすい環境になってしまっています。
頭皮の雑菌が繁殖してしまうと炎症を引き起こし、それが原因となって抜け毛ができ、結果ハゲてしまう可能性があるのです。
また、たまにドライヤーなしで長髪を振って乾かす方がいますが、こちらもおすすめできません。
髪の毛を振ると、その分他の髪を擦ってしまったり衝撃によって、髪が傷んでしまう恐れがあります。
そうならないために、自然乾燥で髪の毛を乾かすのはやめて、ドライヤーでしっかりと乾燥させるのが一番ですよ。
ドライヤーに時間がかかる

ロン毛となると、ドライヤーで髪の毛を乾かすのは時間がかかりますよね。
ロン毛である以上時間がかかるのは仕方のないことですが、あまり乾かすのに夢中になりすぎるのも良くありません。
髪の毛を乾かすのに集中しすぎて乾かしすぎると、頭皮自体が乾燥してしまい、フケの発生や皮脂の過剰分泌が起こってしまう恐れがあるのです。
また、頭自体に熱を持ちすぎてしまい、毛根にダメージを負ってしまいます。
そうならないために、ロン毛の時にはドライヤーはしっかり当てつつも、全体に浸透するように振って使用するのがいいでしょう。
そして、ドライヤーの風が届かないような、髪の毛が集中している部分をドライヤーを振りつつ当てるのが正しい乾かし方です。
髪の毛を乾かし切らずに、7割ほど温風で乾かしたらその後冷風に切り替えて、熱を残さないようにするのをお忘れなく。
毛根や頭皮にストレスがかかる

ロン毛の方で髪の毛を束ねている方は、毛根や頭皮に大きなストレスを与えてしまっている可能性が高いです。
髪は束ねるとその方向に強く引っ張られます。
毎日同じ束ね方をしていると、その方向大きなストレスがかかり、髪の毛が引き抜かれる形で抜け毛になってしまうのです。
これを防ぐためには頻繁に髪を解いたり、髪の毛を結わかない日を作るなどするといいですよ。
AGAとロン毛は関係あるの?

男性の薄毛の多くはAGAが原因と言われています。
ロン毛が薄毛の原因になるなら、ロン毛はAGAの原因にもなるかもしれないと考える人もいるかもしれません。
しかし、安心してください、「ロン毛だとAGAになりやすい」なんてことはありません。
AGAと呼ばれる薄毛は、男性ホルモンが原因の脱毛症です。
これは、男性ホルモンが5αリダクターゼ(酵素)と結びついてDHT(ジヒドロテストステロン)を生んでいるのが原因とされています。
ジヒドロテストステロンは、髪の持つヘアサイクルを短くしてしまう効果があり、これにより髪の寿命が短くなり薄毛の原因を作っています。
ですのでAGAは内的な要因(男性ホルモン)で発生するハゲていく症状です。
が、ロン毛は外的な要因(髪引っ張り)による抜け毛ですので、この時点でその関係性はないのです。
しかし、直接は関係ないとしても洗髪やシャンプーが行き届かなかったり、洗い残しが発生したりと、間接的にAGAに影響が出る場合はあります。
ですのでロン毛での薄毛、ハゲ対策は時間をかけて洗髪・乾燥させるのが一番でしょう。
ロン毛とハゲの関係についてまとめ!
ロン毛だとハゲやすいとの噂は、噂ではなく事実でした。
髪が長いと管理に時間もかかりますし、短髪でいいと考えるなら短髪での生活をおすすめします。
それでもロン毛にこだわりがあるのであれば、洗髪・シャンプー・乾燥は時間をかけてしっかりと行いましょう。
そしてハゲないためにも小まめなケアや、毛根にかかる負担を少しでも軽減する努力を惜しまないようにするといいですね。
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