抜け毛は何科?詳しく解説
髪を洗ったら排水口に大量の抜け毛が詰まっている…。
枕を確認するとびっしりと抜け毛がついている…。
このような光景を目にすると不安になってしまいますよね。
病気の可能性も隠されているため診察を考えている方もいるかと思いますが、抜け毛は一体何科を受診すればいいのでしょうか?
今回は大量の抜け毛に直面した際に、何科を受診すべきか徹底解説!
ご自身の抜け毛に合った診療科目が何科なのかを知りたい方も、ぜひご覧ください。
【本題】抜け毛は何科に相談すればいいの?

それでは早速本題に入っていきましょう。
大量の抜け毛に悩まされた時、一体何科を受診すればいいのでしょうか?
抜け毛は頭皮トラブルに起因していることも多く、一般的には皮膚科が適していると言われています。
しかし、すべての抜け毛が皮膚症状が原因で起きている訳ではありません。
抜け毛の種類によっては皮膚科では対応できないものもあるのです。
そのため、一概に何科を受診すべき!とは断言はできません。
自分の抜け毛の種類がどれに当てはまるのか確認した上で、何科に受診するべきかが分かってきます。
次の項目で抜け毛の種類別に、何科が適しているのかをご紹介していきます。
抜け毛にはどんな種類がある?それぞれ何科を受診するべき?
では抜け毛にはどのような種類があるのでしょうか?
今回は6つの症状に分けて、それぞれの原因と何科を受診すべきか解説していきます。
心当たりのある抜け毛があるかどうか自分には何科が合っているのか、チェックしてみてくださいね。
頭皮トラブルによる抜け毛

1つ目にご紹介するケースは、頭皮トラブルによる抜け毛です。
先ほども少し触れましたが、抜け毛は頭皮環境の悪化から発症することもあります。
頭皮は皮膚の一部なので、皮膚科の受診が適しているでしょう。
例えば、頭皮がいつもベタつきがちで頭皮にかゆみやフケ、臭いも発生している時。
抜け毛と同時にこのような症状に悩まされている場合は、脂漏性皮膚炎を発症している可能性が高いでしょう。
放置して症状が一時的に改善しても、再発のリスクが高い皮膚疾患なので外用薬を用いて治療することが大切です。
他にも乾燥して頭皮にかゆみがある時や、使用しているヘアケアアイテムが合わなかった時なども、皮膚科で診てもらうようにしましょう。
円形脱毛症

2つ目のケースは円形脱毛症です。
今まで抜け毛の量で気にしたことがなかったのに、突然ごっそりと抜けはじめた。
頭皮の一部分が見えるように抜けている。
このような抜け毛症状が見られる場合は、円形脱毛症の可能性があります。
未だ解明されていない部分も多い円形脱毛症ですが、何らかの原因で身体の免疫機能に異常が生じて抜け毛を引き起こすと考えられています。
10円ハゲとも呼称されるように小さな円状に抜け落ちるのが特徴ですが、症状が進むと頭部全体や眉毛やまつ毛などが抜けることもあります。
治療法はさまざまあり、どのような治療法を希望するかによって何科を受診するかは変わります。
ただ、現在治療法として推奨されているのはステロイド注射や局所免疫療法といった方法です。
そのため、ステロイド注射や免疫療法を取り扱っている皮膚科を受診するようにしましょう。
大学病院など大きな病院では、円形脱毛症治療に対応した皮膚科があるところが比較的多いようです。
抜毛症

3つ目にご紹介するケースは抜毛症です。
文字通り自身で髪の毛を抜いてしまう疾患のことを指します。
無意識のうちに髪の毛を抜いてしまったり、抜かないと気持ちが落ち着かなかったりするのが特徴です。
思春期までの子供に多く見られますが、大人でも発症してしまうことは少なくありません。
これ!という特定の原因はありませんが、ストレスなどが大きな発症要因として考えられています。
そのため抜毛症を治したい時には、元となっているストレスを軽減させることが大切です。
病院の受診科目でいうと、精神科や心療内科などが適しているでしょう。
また、中には抜いた髪の毛を食べる「食毛症」を一緒に発症してしまうケースもあります。
食べた髪の毛は消化できないため、腸閉塞や胃潰瘍などを起こしてしまうリスクも考えられます。
なるべく1人で抱え込まず、症状が重くならないうちに専門医などに相談してみてくださいね。
出産後脱毛症

4つ目の抜け毛症状は、出産後脱毛症です。
これは女性特有の抜け毛症状で、出産後に脱毛量が増加してしまうのが特徴です。
それまでは抜け毛はほとんど気にならなかった方でも、出産を境に一気に増えてしまうことも。
原因として考えられているのは、ホルモンバランスの揺らぎです。
女性の体内には、髪の毛の成長期を延ばす働きのある「エストロゲン」という女性ホルモンが多く分泌されています。
妊娠中は体を安定させるためエストロゲンの分泌量が増加しますが、出産後は一気に減少。
それまで抜け落ちていなかった髪の毛が一斉に抜けるため、抜け毛の量が増えたと感じてしまうのですね。
ホルモンバランスを検査できる産婦人科もあるので、気になる方は一度検査してみるのもいいでしょう。
ただ、通常であれば数ヶ月ほどで症状も自然に治まってくるケースが多いですね。
無理に何科を受診しなきゃ、と考える必要もありませんよ。
AGA(男性型脱毛症)

5つ目のケースはAGAによる抜け毛です。
これは男性特有の症状で、頭頂部や生え際を中心に局所的に薄毛が進行するという特徴があります。
男性ホルモンの一種であるDHTが生成されることによって、毛母細胞の細胞分裂が抑えられ髪の毛の成長を妨げてしまうのが原因。
男性ホルモンの働きが活発になる思春期以降の男性は、誰でも発症する可能性があります。
進行性なので、放置していると抜け毛の範囲がどんどん広がってしまうのもAGAの特徴ですね。
一般病院では何科であってもAGAを専門的に診察しているところはなく、皮膚科でも一部の治療薬の処方に留まります。
そのためAGAをしっかりと治療したいと考えた時には、専門クリニックの受診をおすすめします。
特におすすめなのは、CM効果で知名度や人気が高まってきている「AGAスキンクリニック」です。
治療薬はもちろん、よりスピーディーで効果実感がしやすいメソセラピーや、植毛など。
豊富なメニューが揃っていて、一般病院よりも専門的な治療が可能になっています。
自由診療ではありますが診察料は無料で、必要なのは月々の処方料や施術代のみ。
最安で3,400円から始められる治療もあるので、気になる方は一度無料カウンセリングへ行ってみてはいかがでしょうか?
FAGA(女性男性型脱毛症)

6つ目にご紹介するのはFAGAです。
先ほどご紹介したAGAの女性版とも呼ばれる抜け毛の症状ですね。
ただ、厳密にいうとDHTが生成されて引き起こされるAGAとはメカニズムが少し異なります。
出産後脱毛症の項目でも解説したように、女性の場合は「ホルモンバランス」の乱れが原因だと考えられています。
出産後の一時的なものであれば徐々に回復していきますが、女性ホルモンは加齢やストレスなどでも減少。
AGAの抜け毛が局所的だったのに対し、FAGAは全体的にボリュームダウンして分け目などが目立ってくるようになります。
やはりAGAと同様で一般病院の何科、というよりは専門クリニックで治療することをおすすめします。
女性におすすめのクリニックとしては「東京ビューティークリニック」をご紹介します。
先ほどご紹介したAGAスキンクリニックと同系列のクリニックですね。
全国8院に女性専用のクリニックがあり、さらに50院以上のクリニックで同じ施術を受けることができますよ。
FAGAの改善に特化した治療薬が用意されていて、抜け毛予防が目的の場合は月々5,000円から治療がスタートできます。
何科に行っても治らなかった…という経験をお持ちの方もぜひ検討してみてくださいね。
自分が何科を受診すべきか確認しよう!
抜け毛の量が急激に増えると心配になりますが、いざ何科を受診すればいいのか迷ってしまいますよね。
一見同じ抜け毛のように思えても、実は原因によっては何科を受診するのかは異なってきます。
共通しているのは、どんな抜け毛もなるべく早く対処した方がいいということ。
また一般病院では、何科であっても対応しきれない抜け毛というのも存在します。
今回の記事を参考にご自身の抜け毛がどれに当てはまるのかを確認し、何科を受診したらいいか判断してみてくださいね。
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