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コーヒーが薄毛と関係している!?
朝食にブレイクタイムに。
さまざまなタイミングで口にする機会の多いコーヒー。
普段から嗜んでいる方も多いかと思いますが、実はそんなコーヒーが薄毛と関係しているという噂があります。
今回は薄毛とコーヒーの関係について着目!
コーヒーが薄毛を加速させると言われる理由や、薄毛に効果的な飲み物まで詳しくご紹介します。
コーヒー好きの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
コーヒーの摂取が薄毛を加速するかもしれない理由

さっそく本題に入りましょう。
なぜコーヒーを摂取すると薄毛が加速すると言われているのでしょうか。
主な理由は2つ挙げられます。
亜鉛の吸収を阻害するから
コーヒーと言えば、カフェインを多く含んでいることで知られていますね。
もう1つ代表的な成分として、タンニンというものがあります。
タンニンはコーヒーの独特な苦味の素でもあるポリフェノールの一種。
実はこのタンニンには、亜鉛を体外へ排出させてしまう作用があります。
亜鉛といえば、タンパク質から髪の主原料となる「ケラチン」へ作り変えるサポートする働きのある栄養素。
つまり、タンニンで亜鉛の吸収が阻害されてしまうと、ケラチンが作られなくなってしまう可能性があるのです。
亜鉛はただでさえ多くの人が不足しがちな栄養素で、体内での吸収率も30%程度にとどまっていると言われています。
薄毛の人はとくに不足することなく摂りたい栄養なので、コーヒーの過剰摂取には気をつけたいところですね。
睡眠を妨げるから
コーヒーを飲んだら気持ちがシャキッとして眠気も覚めた、という感覚を味わったことはありませんか?
これは、コーヒーのカフェインが眠気を誘発するホルモンの働きをブロックしているためです。
上手に活用すれば仕事なども捗り、一概にこの覚醒作用が悪いわけではありません。
しかし、カフェインの働きで夜の睡眠が妨げられてしまうと、睡眠中に分泌されるはずだった成長ホルモンの量が減少。
成長ホルモンは細胞を修復・活性化し、髪の毛の成長をサポートするのに必要な物質なのです。
成長ホルモンの50〜60%は、深い眠りについたころに分泌されるようになっています。
つまり、薄毛の人にとっては質のいい睡眠を十分とることが大切なので、カフェインの作用には注意しましょう。
薄毛を気にしている人はコーヒーは飲んじゃダメなの?

薄毛でお悩みの方にとっては、コーヒーには気をつけなければいけない点もあることが分かりました。
とはいえ、コーヒーを飲むのが良くないというわけではありません。
髪の毛に影響を与えない飲み方さえおさえておけば、飲むこと自体に問題はありませんよ。
では、コーヒーを飲む上でのポイントをチェックしておきましょう。
- 夕方以降に飲むのは控える
- 亜鉛を豊富に含んだ食材を意識的にとるようにする
個人差はありますが、コーヒーは飲んでから3時間までに覚醒作用のピークを迎え、5〜6時間ほど経つと影響しなくなると言われています。
そのため、夜寝る時間から6時間前までには飲み終えておくのがベストでしょう。
またコーヒーを飲むと、どうしても亜鉛は吸収されにくくなってしまいます。
亜鉛を不足させないためには、単純な話ですがその分亜鉛もしっかりと摂るのが一番です。
参考までに亜鉛が豊富な食材をいくつかご紹介します。
食材からだけではまかなえないという場合は、亜鉛サプリを活用するのもおすすめですよ。
薄毛を気にしている方は、上記の飲み方に注意しつつコーヒーを楽しんでくださいね。
【番外編】逆に薄毛に効果的な飲み物はあるの?
コーヒーは髪の毛にとって心配な面もありましたが、反対に薄毛に効果的と言われる飲み物もあります。
ここからは番外編として、薄毛の人におすすめの飲み物を3種類ご紹介!
コーヒーの代わりのドリンクとしても、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
ココア

薄毛対策として効果的な飲み物、1つ目はココアです。
ココアにも、先ほどご紹介したカフェインは入っています。
しかしコーヒーと比べるとわずかな量なので、睡眠を妨げるほどの覚醒作用はないと考えられています。
薄毛にとって嬉しいココアに含まれている成分は以下の2つ。
- 亜鉛
- カカオポリフェノール
亜鉛の働きについては先ほどもご紹介しましたね。
とくに、ココアの中でもカカオ豆100%で作られたピュアココアの方が、亜鉛が多く含まれています。
1杯5g使う場合、亜鉛の含有量はおよそ0.3mg。
亜鉛の成人の摂取推奨量は8〜10mgなので、ココアだけで摂りきることは難しいですが、不足しているのを補うのには適しているでしょう。
また、カカオポリフェノールは優れた抗酸化作用を持つ成分。
血管を硬くして血液をドロドロにしてしまう活性酸素に働きかけ、血流を改善する効果が認められているんですよ。
亜鉛などの栄養素は血液とともに頭皮の細胞まで運ばれるので、髪の成長を促すには血行を良くすることが必須条件とも言えるんですね。
さらに血管を柔らかくする効果も明らかになっているので、健康のためにもぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
豆乳
2つ目におすすめする飲み物は、豆乳です。
美容ドリンクとしても知られ、とくに女性には愛飲している方も多いかもしれませんね。
では薄毛に効果的な豆乳の成分を見てみましょう。
- タンパク質
- 大豆イソフラボン
先ほども名前のあがった髪の材料である「ケラチン」は、タンパク質がアミノ酸に分解されて、さらにアミノ酸が再合成することで作られます。
つまり、ケラチンを作るためにはタンパク質を摂ることが大切なのです。
そして、イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と似た性質を持つと言われている成分。
エストロゲンは肌をツヤやかにしたり骨を丈夫に保ったりする他、髪の成長期を維持させるはたらきがあります。
一般的に女性の方が薄毛になる人が少ないのは、このエストロゲンの作用のおかげなんですね。
豆乳でエストロゲンそのものを摂取できるわけではありませんが、似たはたらきをするイソフラボンを摂取することはできます。
薄毛でお悩みの方は、積極的に取り入れるといいでしょう。
緑茶

最後にご紹介するのは、緑茶です。
日本人にとってはなじみ深く身近な緑茶にも、薄毛対策としては嬉しい成分が含まれているんですよ。
- カテキン
- ビタミン類(C、B2、Eなど)
カテキンは緑茶独特の苦味や風味の正体でもある、ポリフェノールの一種です。
ココアの項目でもご紹介したカカオポリフェノールと同様、抗酸化作用があり血液をサラサラにするのに役立ちます。
さらにビタミン類は、頭皮の健康を維持するための必須栄養素。
Cは細胞を機能させるコラーゲンを合成する働きがあり、B2は脂質をコントロールして頭皮環境を健やかにします。
さらにビタミンEにも抗酸化作用がある他、血行を良くする効果があるんですよ。
このようにビタミンがバランスよく摂れるので、優秀なドリンクと言えるかもしれませんね。
ただし、緑茶にもコーヒーほどではないですがカフェインが多く含まれています。
髪の成長をなるべく妨げないためには、寝る前に飲むのは控えたほうがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
コーヒーにはカフェインやタンニンなど、薄毛にとって少し注意が必要な成分も確かに入っていました。
しかしだからといって、1杯も飲んではいけないわけではありません。
1日1〜2杯程度だったら髪の毛に深刻な影響を与える心配はないでしょう。
飲み方にさえ注意すれば、コーヒーのリフレッシュ効果をうまく活用して作業効率をアップさせる効果も狙えますよ。
そして、夕方以降には今回ご紹介した、薄毛に効果的な飲み物も取りれてみてはいかがでしょうか?
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